次男も西宮へ

2014年05月29日

前々回、長男の事を書いたので、今回は次男の事を書きたいと思います。

次男は、兄弟三人の中で、一番勉強も出来、兎に角、親を頼らない、何でも自分でやっていくタイプで、余り多くを語らないので、私の中で一番気になる存在です。長男は、めんどくさいことばかり言ってきて、現在の様子が手に取るように分かるのですが、次男は何にも言ってきません。

「今は、どうしてるのかな。。。」と、私の中ではいつも気がかりです。

では、少し、遡って、中学、高校の時の事をお話したいと思います。

中学の時、硬式野球のクラブチームに所属し、周りの選手に恵まれたお陰で（全国レベルの投手）シニアリーグの春の全国大会に出場し、見事全国4位となりました。次男も同じ捕手で4番と言う事もあり、そこそこの成績と、1本ホームランを打ったので、ベストナインにも選ばれました。

この大会直後、チームのエースは大阪の強豪校の大阪○蔭など県内外から、多くのオファーがありました。

次男も県内外のほとんどの強豪校からオファーがあり、本当にどこに行こうか悩んでいました。本人は「県内外どこでもいいので、甲子園に出れる高校に行きたい」と強く希望していました。（県内では関○高校、玉野○南）　私も野球をやっていましたが、オファーはたったの2校、選択肢がありませんでした。。。（涙）

経済的な面、食事の面、体調管理の面を考え、私も嫁も、高校から県外に出すことも、寮に入れることも反対でした。また、野球だけしてればいいという高校も反対でした。そこで、文武両道を掲げる高校を考えました。

オファーのあった高校の中で、甲子園出場経験のある●●監督さんから強い勧誘を受け、色々と良い条件も提示され、すごく悩みました。（関東の有名大学に入れるとか、硬式野球をしている有名選手が何人も入ってくる）と最後は説得されてしまい、結局、本人の希望ではなく、親が決めてしまいました。●●●高校に。。。

いざ入学してみると、硬式野球をしていた有名選手は、殆ど他の高校に流れていました。「話が違う」と思ったのですが、すでに後の祭り、本人も気持ちを切り替え、野球に打ち込みました。1年の夏は県大会ベスト4と、まずまずの成績でした。

新チームとなった秋の県大会。本人の努力もあり5番ファーストで出場。

しかし、延長の末　一回戦敗退。。。

2年生になり、春は予選敗退、夏はエースの故障もあり、一回戦敗退。。。

さんざんの成績でした。

その間、中学の時のチームのエースは、2年の春、大阪○蔭で見事ベンチ入りを果たし、春の選抜に出場。そして、3年の春・夏、いずれも、投手として甲子園に出場しました。また、中学の時の2番でセカンドのチームメイトは、関○高校でレフトでレギュラーを勝ち取り、選抜に出場。そして、3年の春に再び選抜に出場しました。

次男が、甲子園の映像を見ながら

ポツリ。。。。

「こいつら楽しそうに野球やって、羨ましいな。。。」

その言葉を聞いた嫁は、胸が痛んだそうです。。

次男も3年生となり、新チームのキャプテンで4番で捕手。物凄い重圧だったと思います。親の目から見て、「次男はキャプテンには少し向いていないいのでは」と感じていました。

3年生となった春の大会。予選は突破して、春の県大会に出場。一回戦は辛くも倉○工に勝てましたが、二回戦で、関○高校に敗退してしまいました。

そして、最後の夏の大会。二回戦で再び倉○商と当たり、敗退してしまいました。これで次男の高校野球が終わりました。この大会では、玉野○南が甲子園出場を果たしました。その甲子園出場を果たした玉野○南の選手の中には、小学校時代に、次男とバッテリーを組んでいた選手がいました。親としてすごく複雑な気持ちになりました。本人が希望した関○高校、玉野○南、皮肉なことに、どちらも甲子園出場をしました。

高校野球が終わり、嫁が次男に聞いたそうです。

「●●●高校の三年間どうだった？」

「結構楽しかったよ」

嫁は、胸を撫で下ろしたとの事でした。

「少しは、大人になったな」と、私も多少、気が楽になりました。

そして、大学。

大阪○蔭の元チームメートが関●学院大学に行くこととなり、

次男は「もう一度、彼と一緒に野球がやりたい！」

実は、関●学院大学は長男が通っている大学。

長男の強い反対を押し切って、次男も入学。

やっと次男の希望を叶えてやることができたのかもしれません。

ただ、県外の私立大学、長男3年、次男1年。。